YouTube登録者数を増やすには
2022.11.29
これからYouTubeを始めようと思っている人や伸び悩んでいる人へ
1.そもそもYouTubeの目的とは?
YouTubeとはどんなプラットフォームなのか、何が狙いなのか知っておく必要があります。
他の企業と同じように「YouTube」もボランティア団体ではなく営利企業です。
メーカーは作ったものを沢山売りたい、ホテルは多くのお客さんに来てもらいたい。
同じように、「YouTube」はより多くの人により長い時間「YouTube」を見てもらいたいと思っています。
なぜなら見て頂くことによって民間企業から広告収入を得られるからです。
だからYouTubeは利益を得るために(=たくさん動画を見てもらうために)様々な仕掛けで、より長時間視聴者をYouTubeというプラットフォームに留めようとしてきます。
これもYouTubeが利益を得るために作ったアルゴリズムの1つで、
「この動画をおすすめしたらきっと見てくれるだろう」と狙いがあってYouTube側はおすすめしています。
その策略にまんまとハマって動画を見続けてしまうのはちょっと悔しい気もしますが…
逆に言うと、そのYouTubeのアルゴリズムを理解して利用することで、あなたのYouTubeチャンネルを伸ばすこともできるという事です!
YouTubeは優秀なクリエイターの動画をおすすめしてきます。
ではYouTubeにとって優秀なクリエイターとはどんなクリエイターなのでしょうか?
もちろん自社にとって利益になる「多くの人が長い時間見る動画をたくさん作るクリエイター」が「優秀なクリエイター」です。
つまり登録者数を増やしたければYouTube側に「優秀なクリエイター」と認識される必要があります。
この記事を読んでアルゴリズムを理解し、1つ1つ逆算して
あなたのチャンネルを伸ばしていきましょう!!
2.登録者数を増やすには
・ジャンル選定
まず大前提として、多くの人に見られるチャンネルであること、
つまり多くの人が「興味のある動画」を作ることが大事です。
よって、コンテンツのジャンル選定(釣りなのか、ゲームなのか、料理なのか等)が何よりも大切になってきます。
これを間違えてしまうと、どんなに動画投稿を頑張っても登録者が増えることはないという事も…
チャンネルを始めたての頃は、芸能人や何かのオリンピック選手などぶっ飛んだ経歴でも無い限り、
誰もあなたのことを知らない=コンテンツの中身にしか需要がないという事になります。
トップYouTuberがどんな企画をしても見てもらえるのは既にファンがいるからであって、無名の人が同じことをしても意味はありません。
そのコンテンツに需要がないと、どんなにトークや外見に自信があっても見られる可能性はとても低いです。
また、会社の商品を紹介するとしても、ただのCMをわざわざ見たがる人はいないので、どう「興味の持てる動画」に消化していくかが大事です。
よって、今どんなジャンルの動画が人気なのか?何に需要があるのか?他のチャンネルをリサーチすることがとっても重要になってきます。
・よくある勘違い
(※もちろん例外もありますが、本記事では再現性の高さを優先しております。宝くじで1等当てるようなまぐれに賭けるのではなく、リサーチしてより確実に勝ちを得ましょう!)
どんなに自分が面白いと思うことでも人に見てもらえないと(需要がないと)登録者は増えません。
その上で差別化やチャンネルの特色を考えていくことは必要ですが、まずは需要のあるジャンルを選定しましょう!
・運営する上で気を付けること
冒頭で説明したYouTubeのアルゴリズムに『優秀』と認識されるために大切な指標、
『インプレッション・クリック率・維持率』についてご説明いたします。
・インプレッションとは…
YouTubeにおけるインプレッション数とは、「YouTubeの動画サムネイルがユーザーに表示された回数」のこと→トップページの「あなたへのおすすめ」や「関連動画」に表示されることです。
動画への流入は殆どがここからであり、検索機能やチャンネルページから動画を見ることは稀です。
暇つぶししたい時、わざわざ「〇〇な動画」と検索はせず、何かないかな~とおすすめをスクロールする事が多いですよね。
Google検索のユーザーは検索に対して能動的、つまり知りたい内容が決まっているユーザーが多いのに対し、YouTubeユーザーは暇つぶしが目的なので、何かを知りたいという欲求で見る人は少なく、おすすめされたコンテンツを見る、受動的なユーザーが多い傾向があります。
このため、検索流入を狙った施策ではなく、いかにインプレッションを増やすかが大切という事がわかります。
では、インプレッションを増やすにはどうしたら良いのでしょうか?
3.インプレッションを増やすには
・その1、クリック率
クリック率とは「インプレッションされた動画がクリックされた割合」のことを指します。
クリック率が高ければ高いほどサムネイルから動画に興味を持ってもらえた=アルゴリズムに「良い動画」だと認識されやすいという事です。
YouTube側として、せっかくおすすめページに載せるのですから、少しでもクリックされる確率が高い動画を上位に載せるのは当たり前ではないでしょうか。
・その2、維持率
維持率とはどのくらいの長さまでその動画を見たかを示す割合のこと。
前述のとおりYouTubeは「できるだけ長くYouTubeというプラットフォームに人をとどまらせておきたい」ので、維持率が高い動画も「良い動画」と評価されます。
逆にいくらクリック率が高くても、冒頭で見るのをやめられてしまい維持率が低いと評価は下がるという事になります。
・効果的なサムネ・タイトル
ここでまず抑えておきたいポイントは、「クリックされなければ始まらない」という事です。
どんなにクオリティの高い動画ができてもサムネイルで興味を持ってもらえなければ意味がありません。
という事は、サムネイルありきで動画の企画を考えるべきという風に考えられます。
サムネイル・タイトルを変更することで再生回数が大きく変わることもよくあることです。
普段暇つぶしにYouTubeを見る時、どの動画を見るか画面をスクロールする中で、1つの動画のサムネイル・タイトルを見ている時間はほんの一瞬です。
その一瞬で興味を持ってもらうためには「何の動画なのか」がハッキリしていて分かりやすいことがとても重要だと言えます。
視聴者は見る前に動画に対して「面白そう」「癒されそう」「美味しそう」「かっこよさそう」「参考になりそう」等、何らかの期待をしてクリックしています。
という事は、何の興味・期待も持てない動画はクリックされません。
また、クリックされた後、動画がその期待通り又は期待を上回らなければ、せっかく見てもらえたのに途中で再生するのを辞められてしまう事もあります。
よって釣りサムネ(サムネイルと動画内容がかけ離れすぎている)はクリック率が高くても維持率が低くなる結果になりかねません。
一度期待を裏切ってしまうと、もうそのチャンネルの動画は見てもらえなくなります。
毎回期待に応えることが大事という事ですね。
更にサムネイルのテイストを統一することも大切です。
構図や使うフォント・色味を統一させることで、違う動画でも「あ、あの人の新しい動画出てる」と気が付いてもらいやすくなります。
4.立ち上げ初期は何をする時期?
◆在庫づくり
チャンネル初期は誰もあなたを知らない、 アルゴリズムにも評価される前です。
その時期に何をするべきか?
正解は、『インプレッションが増える時に備えて在庫を増やす』です。
人気ジャンルで動画を投稿するのは大前提として、関連やおすすめでインプレッションされ、せっかく「面白い」と思ってもらえても、チャンネルにアクセスして在庫(他の動画)がなければ「せっかくお店がオープンしたのに全然商品がない状態」と同じです。
0から始めるので初めは再生回数が少ないのは当たり前。
チャンネル開設前に正しくジャンルを選定したのであれば、以下の3つのポイントに注意しながら在庫を増やしましょう。
・クオリティ
あなたのチャンネル内のどの動画が入口になるかは分かりません。
よって、毎回クオリティの高い動画を作らなければなりません。
「クリックしたときの期待に応える」、これを毎回意識しましょう。
1回だけ手を抜いてしまった時にたまたま来た視聴者は、他の動画がどんなに面白くても、その動画に辿り着くことなくチャンネルから離脱してしまいます。
・投稿頻度
投稿頻度が低くても「面白いチャンネル見つけたと思ったけど更新されてないんだ~」と思われ、離れてしまう原因になります。
ファンをつけるためにも定期的な投稿を心がけましょう。
・コンセプトの固定
また、コンセプトを変えないことも大切です。
極端な例でいうと
“あれ?この前見たネコの動画が可愛かったから他の動画も見てみたのに、今度はラーメン大食い?”
と思わせてしまったら失敗です。
可愛いネコ動画を期待していたのに、急に「ラーメン大食い」の動画を出されて“え?ネコは?”と混乱した人はそのチャンネルから離脱してしまいます。
逆に大食い動画から入った人は別動画を見た時“なぜネコ??”となり、結局どちらの動画目当てだった人もファンにはならないという悲しい結果に…。
おすすめから来た人も以前そのチャンネルを見た人も、どちらも満足させる為にもコンセプトはブレさせてはいけません。
5.人にファンをつける方法
入口はもちろんコンテンツに需要があるから見られるという事はお分かり頂けたかと思います。
しかし、それだけでチャンネル登録者数が増えるわけではありません。
更に伸ばす為には、そのチャンネル・演者自体にファンがつくようにしていく必要があります。
なぜならば、コンテンツ需要での視聴から人需要での視聴へシフトすることによって、そのチャンネルを定期的に見る意味が生まれるからです。
“ファンをつけるって、どうやったらいいの??”
きっと皆さんそう思いますよね?
もちろんここまでご説明した通り
【興味のあるコンテンツを作りつつチャンネルの色を出していく、チャンネル(演者・キャラクター)のスタンスを統一しておく】のはもちろんですが、それに加えこちらも意識してみましょう。
・料理系の動画でも「ズボラ」「面倒くさがり」などといったキャラや本音を出していく
・コンテンツ以外にその人らしさ(チャンネルらしさ)を意識する
・ナレーション動画なら台本を作りこんでそのキャラを貫く
・時々台本、時々アドリブのようにしない
6.まとめ
ここまで読んで頂いてお分かりの通り、YouTubeはなんとなくで始めて結果が出るものではありません。
計算し尽くされたコンセプト・ターゲットでようやく見てもらえるものです。
また、動画をたった1本作るのにも「撮影」「編集」と時間やコストがかかります。
せっかく労力をかけてやるのだから、その労力を無駄にしない為にも戦略が必須です。
そのチャンネルが成功するかどうかは、実は動画を投稿する前から始まり、ジャンル選定(チャンネル設計)でほぼ9割決まると言っても過言ではありません。
企業のチャンネルであればなおさらブランディングや商品イメージの兼ね合いもあり、ジャンルを間違う事で視聴者にマイナスイメージを与えてしまう事も大いにあり得ます。
これを踏まえ、手探りで始めて時間やお金を無駄にするよりも、YouTube専門のプロに任せる方を断然おすすめします。
ここまでジャンル選定のポイントやサムネイル・タイトルの重要性、ファンの作り方などをお伝えしてきましたが、
・「良いサムネイル」と一言で言っても、自分が今やろうとしているこの企画ではどう見せるのが「良いサムネイル」なのか?
・どんなチェック項目をクリアしていれば良いと言えるのか?
等の判断を素人がすることは正直難しいと思います。
また、人気ジャンルではあるけれど
・そこに参入の余地はあるか?
・どうやってチャンネルの色を出すのか?
・ファンをつけるタイミングは?
・維持率を上げるために具体的にやるべきことは?
この判断もとても難しいのが現実です。
「クオリティの高いチャンネル」は、それらの課題を全てクリアして初めてできるものです。
長年のリサーチ、実績を積み重ねたプロだからこそ良し悪しの判断ができますので、
確実に成果を出すためにはプロの力を借りる事を全力でおススメします。
試行錯誤自体も楽しみたい、自分で挑戦したい、それももちろん良いと思います。
ただ最短距離で結果を出したい、失敗したくない人は思い切ってプロに任せてみてはいかがでしょうか。