【2024年最新】SNS集客で結果を出すには?最新の傾向とポイントを解説
2024.07.23
この記事では、これからSNSでの集客に力を入れていきたいと考えている方へ、SNS集客の特徴と現在の傾向、成功しやすいポイントなどを解説していきます。
◆SNS集客の特徴とメリット◆
まずはじめにSNS集客の特徴と、何ができるのかをよく理解しておきましょう。
SNSの特徴によって可能になるのは以下の3つがあります。
・集客チャネル、販路の拡大
・商品やキャンペーン情報の拡散
・ファンの獲得と維持
それぞれ解説していきます。
・集客チャネル、販路の拡大
SNS集客の大きな特徴の1つは、これまでその店を知らなかった人への認知を広げることが可能な点です。
最近では商品の購入をする際に、ウェブ検索の前にまずSNSで口コミやレビューを見てから商品を検討する人が増えてきました。
まずSNSで探し、そこで良いと思ったサイトへ訪れたり、そのまま商品を購入するという流れになっているのです。
会社名やブランド名が知られていなかったとしても、投稿から自社の商品を知ってもらえるのは大きなメリットです。
SNSのアカウントには自社サイトやネットショップなどのリンクを載せることが可能なので、これまで実店舗が売上の主流だった場合でも、販路を増やすことができます。
・商品やキャンペーン情報の拡散
SNSでは、リアルタイムで旬な情報を拡散できるといった特徴があります。
多くの企業がウェブサイトは持っていると思いますが、そこで情報を発信したとしても、ユーザーが検索してそのサイトを訪れない限り、情報は伝わりません。そのため、期間限定のキャンペーンを実施したとしても、情報があまり認知されないまま終わってしまうことも少なくないでしょう。
その点、SNSではアカウントをフォローしてもらっていれば、定期的に発信を届けることができます。SNSにはいいね!などの機能もある為、有益な情報はさらに拡散されやすいといった特徴もあります。
広告を打たなくても情報を伝えられる、集客に非常に効果的な媒体であるといえます。
・ファンの獲得と維持
ユーザーに興味を持ってもらい、アカウントをフォローしてもらう、これはいうならば「ファン」を獲得しているということです。
また、フォロワーには定期的に発信を届けられるため、一度ファンになってもらった人と継続的に繋がりやすいのもメリットです。もちろん商品やサービス自体が魅力的であることが前提ですが、リピーターを獲得しやすいのも単発の広告にはないSNSの魅力と言えるでしょう。
・SNSのデメリット
メリットの多いSNS集客ですが、成果が出るまでに時間がかかるというのがデメリットです。
地道に投稿を続けてアカウントを育て、フォロワー(見込み客)を獲得し、実際に購入まで繋げるには、一定の期間が必要です。
投稿してすぐに成果が出るわけではないということは念頭に置いておきましょう。
一方で、時間がかかるからこそ今からスモールスタートでも始めることが後々の資産にするためには重要だとも言えます。
時間がかかるとはいえ、しっかりポイントをおさえることで、少しでも集客までの時間は短くしていきたいですよね。
ここからは最近の傾向と効果を高めるためのポイントを紹介していきます。
◆今からSNSを始めるなら◆
これからSNSに力を入れていくなら、ぜひ「縦型動画」を活用していくことをおすすめします。
縦型の動画とは、スマホを縦にした状態で全画面で視聴できる動画のことを指します。
これまでの動画サービスは基本的に画面比率が「4:3」や「16:9」の横長の動画がほとんどでした。
一方、最近は様々なプラットフォームで縦型の動画を見ることも多くなってきたと思います。
日本では2017年にサービス開始したTikTokを筆頭に、YouTubeでは「Short動画」、Instagramでも「リール機能」が登場するようになりました。
・片手スワイプで普段のスマホの向き(縦)のまま簡単に隙間時間に見られる
・大画面で没入感がある
・60秒、90秒といった短尺でタイムパフォーマンスがいい
これらの特徴から手軽に視聴しやすく、サービス開始は10代から20代がユーザーの中心だったものの、現在では幅広い年代に利用されるようになっています。
◆縦型動画を使うことのメリット◆
若い世代を筆頭に人気を博し、現在では主流にもなりつつある縦型動画、利用する企業にとっては以下のようなメリットがあります。
・各プラットフォームでおすすめ、拡散されやすい
・広告としての効果が高い
・複数のSNSに流用できる
・短尺の為制作しやすい
それぞれ解説していきます。
・各プラットフォームでおすすめ、拡散されやすい
前述の「縦型動画の特徴」のように、スキマ時間に手軽に視聴しやすいことから、各プラットフォームでも縦型の動画が視聴しやすいようなデザインに変化してきています。(YouTubeのショート動画だけのおすすめ欄やInstagramのリールのボタンなど)
また、縦型動画はユーザーが自身で見たい動画を選ぶのではなく、動画を上にスワイプすると次の動画が自動で再生されるため、まだ名前を知られていなくても新規のユーザーに見つけられやすいといった特徴があります。
拡散力が強いため、これから力を入れていきたい場合には縦型動画が効果的であるといえます。
・広告としての効果が高い
TikTok For Businessが公表している調査結果によると、横型の動画に対して縦型全画面の広告の方が認知率、購入・利用意向の割合共に高くなっていることが分かりました。
(認知率は横型動画が18%、縦型動画が63%。購入・利用意向の意思は横型動画が13%、縦型動画は34%。)
参考記事: TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ
縦型動画は15秒∼長くても90秒程度と尺が短いこともあり、情報が端的で分かりやすい構成になっていることがほとんどです。そうでなければ前置きだけであっという間に動画が終わってしまうからです。
反面、横型動画は長尺の動画を作れるものの、興味関心が高い人はじっくり見るかもしれませんが、そこまで関心が強くなければ前置きの段階で離脱されやすいといったことなどがこの結果に繋がっているでしょう。
また、縦型動画は、スマホの縦画面全体に表示されるため、インパクトがあり没入感が高いことなども理由の一つです。
これらのことから、縦型動画は広告を掲載する上でも非常に効果的です。
・複数のSNSに流用できる
縦型の動画を作ると、TikTok、Instagramのリール、YouTubeのショート動画と複数のプラットフォームに流用できることも大きなメリットです。それぞれのSNSに時間をかける余裕がなくても、1つの動画で3つの媒体に投稿することができます。
YouTube | TikTok | ||
月間利用者数 | 7,120万人以上 | 2,700万人以上 | 6,600万人以上 |
ユーザー層 | 幅広い年齢層 約4割が45歳以上 |
10代~20代が多い | 10代~20代が多い 女性ユーザーが過半数 |
特徴 | ・古い動画でも見てもらいやすい
・60秒以内のショート動画(縦型)が投稿できる |
・他SNSより拡散力が高い傾向にある ・BGMやエフェクトが豊富で初心者でも編集しやすい |
・画像/動画で訴求しやすい商材向き
・90秒以内のリール動画(縦型)が投稿できる |
・短尺のため制作しやすい
縦型の動画は60秒、90秒と動画が短尺なのも特徴です。
長尺の動画に比べて撮影、編集にかかる時間が短い為、より高頻度で制作できるのも企業側にとってのメリットです。
◆縦型の動画の作成ポイント◆
ここからは、縦型の動画で気を付けるべきポイントを解説していきます。
・冒頭の3秒でひきつける
縦型動画でのポイントは、何と言っても「冒頭の3秒間」でユーザーの興味をひきつけることです。
尺が短い為、伝えたいことを簡潔にする必要があると前述しましたが、それに加えて縦型動画のプラットフォームの大きな特徴は上にスワイプすることですぐに別の動画が再生されるという点です。
つまり、最初のシーンで「興味なし」と判断されてしまえば、すぐに視聴を止められてしまいます。
長尺の場合は「サムネイル」があるため、そこで動画の内容を簡潔に表したり、一番の見どころ、つまり「一番良いシーン」を選んで「こんなことが起きるよ!面白いよ!」という宣伝ができます。しかし、ショート動画には「サムネイル」がなく、いきなり動画が再生される為、「一番良いシーン」を先に見せることができません。
どんなジャンルのどんな動画か全く事前知識がない中で動画が再生されるので、長尺の動画よりもさらに「一瞬でひきこんで、続きが気になるような冒頭」を作る必要があります。
最初の3秒でひきつける為に、以下の項目に気を付けて作成していきましょう。
・最初に「見どころ」を持ってくる
・「この後何かが起こる」と予想できる
・フリとオチを作る
・最初に「見どころ」を持ってくる
尺自体が短い為、ダラダラ前置きしている時間はありません。すぐに本題に入りましょう。
また、「〇〇におすすめな商品〇選」というように商品をいくつか紹介したい場合は、最初に目玉商品を持ってきましょう。一番のおすすめは最後に紹介したくなりがちですが、先に引きの強い商品を持ってこないと、冒頭ですぐにスワイプされてしまう可能性があります。
ホテルなどのおすすめスポットの紹介でも、一番初めに目を引く場所の紹介から始めましょう。
縦型動画では、一番の見所を最初に出す、が鉄則です。
・「この後何かが起こる」と予想できる
テレビ番組などでも定番人気の「ハプニング映像集」は、「この後何かハプニングが起きる」という前提があってこそ「どうなるんだろう?何が起こるんだろう?」と続きが気になって見たくなるものです。
(「この後何かが起こる」という前提が無ければ前半はただの平和なホームビデオですよね。笑)
よって、冒頭の3秒で「この後何かが起きる」と予想できるようにする必要があります。
「この後まさかの…」というようなテロップを入れたり、BeforeAfterの動画を作るなら最初は「Before」であることが分かるようにするなど、続きが気になるような構成にしましょう。
・フリとオチを作る
前述の「何かが起きると予想させる」に近いですが、フリというのは「今から何が起こるんだろう?」と期待を持たせることです。
複数人でやっているなら「〇〇についてどう思う?」と質問するシーンだったり「〇〇してみてよ~」という最初の働きかけです。
そのフリに対してオチで意外なことをするから笑いになる、というわけです。
普通の質問に対してオチも普通だと、「何だこれ、何がおもしろいんだ…?」状態になってしまうので、オチはしっかり作りましょう。
・SNSのメリットは販路の拡大、定期的な情報アップデートによる情報の拡散、ファンの獲得と維持
・デメリットは時間がかかること。長期的な戦略が必要。
・今から力を入れるなら縦型動画が効果的。
・手軽にみられるからこそ、冒頭の3秒で引き付けるような動画構成にする必要がある。
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