これからの広告にはSNSを活用すべき理由
2022.12.09
もくじ
1.はじめに
SNSの普及や動画の配信サイトの増加により、テレビ離れは加速しています。
大勢の人に一度に同じ広告を届けるのが困難になった一方で、個人の嗜好に合わせたコンテンツが選べるようになった現代は、ニーズを持った人に効果的に広告を届けられるようになったという側面もあります。
そんな新時代に合っているのが「インフルエンサーマーケティング」。
最近よく聞くようになったという人もいるのではないでしょうか。
でも何かと聞かれるとよく分からない。まだまだ疑問も多いでしょう。
・本当に効果があるのか不安だな…
・実際にどんな例があるんだろう?
・うちの商品でもできるのかな…?
こんな悩みや不安がある方へ、インフルエンサーマーケティングの特徴、従来のマーケティングとはどう違うのかを解説していきます。
インフルエンサーマーケティングとは、SNSで大きな影響力を持つ「インフルエンサー」に商品やサービスをPRしてもらい、認知度を高めたり購買行動に繋げるコミュニケーション型のマーケティング手法です。
これまでのマーケティングでは企業が直接消費者へメッセージを発信してきました。
それに対し、インフルエンサーは企業としてではなくその商品の利用者としてレビューを発信してくれるため、より視聴者に寄り添った共感性の高いPRをすることができます。
また、視聴者にとって親しみやすい存在のインフルエンサーがPRすることで、「広告臭」が少なくなり、抵抗感なく購買意欲に繋がるといったメリットがあります。
インフルエンサーマーケティングの例を挙げると、約900万人という膨大なファン(フォロワー)を持つ人気YouTuber ヒカキンさんの「iPhone14 Proシリーズ」のYouTube動画(PR)などがあります。
2.市場規模
新型コロナウイルスによるオンラインシフトの影響もあり、SNS利用者はますます増加しています。
また、情報の多様化が進み、SNS上の評判をきっかけに購入する商品や旅行先を決める人も多い現代、インフルエンサーマーケティングには今後も大きな期待と注目が集まっています。
サイバーバズ/デジタルインファクトの調査によると、インフルエンサーマーケティングの市場は2022年に519億円、前年比122%と堅調に推移する見通しです。
2025年には2020年比で、約2.3倍の723億円規模に成長する見込みとなっています。
3.メリット
・ターゲッティングがしやすい
ファッションや美容、グルメ、ペット、旅行などのジャンルに特化しているインフルエンサーは、それぞれのジャンルに興味のあるフォロワーを既に抱えています。
企業は、不特定多数へ向けた広告ではなく、興味のある層へ効果的にPRすることができます。また、年代別、男女別といったターゲッティングも容易になっています。
・消費者目線での発信
企業発信のPRとは異なり、インフルエンサーはその製品やサービスを使ってみて消費者としてレビューをしてくれます。
テレビで「この商品がおススメ」と紹介されているのを見るよりも、身近な友人に「これ良かったよ」とすすめられた物の方が抵抗なく買ってみようかな、という気持ちになりやすいように、説得力が増し、興味関心を持ちやすくなります。
・製品のイメージがつきやすい
インフルエンサーは自身のSNS上でその製品やサービスを実際に使っているところを見せてくれます。広告の写真だけでは分かりにくいことも、実際に使っている様子を見ることで製品のイメージがしやすくなります。
また、普段の日常生活の中に溶け込んだ紹介をすることで、見ている側も自分事として捉えやすく、実際に使うイメージを持つことができます。
4.インフルエンサーの種類
インフルエンサーとは、YouTube、Twitter、Instagram、TikTok等のSNSで情報を積極的に配信し、ユーザーの共感や信頼を獲得しており、消費行動や世論に大きな影響を持っている人・団体の総称です。
また、一口にインフルエンサーといってもフォロワー数により特徴も変わってきます。
認知度を上げたい、購買に繋げたいなどPRの目的に合わせてインフルエンサーを選定することが重要です。
・トップインフルエンサー
➡フォロワー数100万以上~
世間の知名度が非常に高いインフルエンサー。
タレント等の芸能人も含まれます。
特定のジャンルに限らず幅広い層のフォロワーを抱えていて、情報が爆発的に拡散しやすいという特徴があります。
・ミドルインフルエンサー
➡フォロワー数10万~99万
美容・料理など特定のジャンルにおいてのカリスマ的存在。
「憧れの人と同じものを使いたい」という欲求を持ったファンも多くいます。テレビでの露出はしていなくても、特定のメディアにおいては大きな知名度と影響力があります。
・マイクロインフルエンサー
➡フォロワー数1万~9万
特定のジャンルにおいて影響力が強いインフルエンサー。
フォロワーとの距離感が比較的近い為、親近感・共感を得やすく購買意欲に繋がりやすい傾向があります。
・ナノインフルエンサー
➡フォロワー数1000~9999
フォロワー数が比較的少ないものの、フォロワーとの距離が非常に近く、それゆえ一人ひとりへの影響力が大きいです。
投稿への反応率(いいねやコメント)も高い傾向があります。
5.それぞれのSNSの特徴
ユーザー層の他、投稿方法も動画、画像、テキストと異なっていて、それぞれ特徴があります。
・人気YouTuberはテレビでの露出も増え、さらに知名度が上がっている
・ユーザー層も幅広いので、幅広いターゲッティングが可能
・投稿は最大140文字までで、サクッと簡単に読める手軽さがある
・「リツイート」というシェア機能で投稿を多くの人に拡散してもらえる
・タレントや人気インスタグラマーのPR投稿などに活用されている
・「ストーリーズ」や「リール」等の動画機能もある
・豊富なBGMやエフェクト機能で誰でも簡単に動画が作れる ・10代~20代を中心に人気がある
◆SNSの利用率
総務省情報通信政策研究所の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、「主なソーシャルメディア系サービスの利用率(全年代)」 では、〝YouTube〟が高い割合となっています。
6.PRを成功させるには
様々なメリットのあるインフルエンサーマーケティングですが、ただ闇雲に使ってもPRが成功するわけではありません。
マーケティングの目的に沿わないインフルエンサーを選定してしまったり、お互いの認識がずれていたりするとマイナスイメージになってしまうこともあります。
その商品やブランドのイメージ、マーケティングの目的に沿ったPRをすることが重要です。
当社のインフルエンサーマーケティングの特長と強み
・ユーザーにささる企画力
当社では「うっとうしがられるPR」ではなく「好かれるPR」を作ることを大切にしています。
せっかく広告ができても、ユーザーが興味を持てないような広告臭の強いPRは「押し付け感」からマイナスイメージになってしまうこともあります。
逆に、お笑い芸人のコント風のCMはおもしろくて最後まで見てしまう人も多いと思います。
まずコンテンツ自体がおもしろく、広告だと分かっていても見たくなる、ユーザーにささる企画であることが大切です。
企画内容が思いつかない場合でも、経験豊富なスタッフが企画構成の段階からご相談に乗ることができます。
・インフルエンサーとの入念な打ち合わせ
自分のファンのことを一番理解しているのはインフルエンサー自身です。ファンに喜ばれない企画でPRしてもユーザーには響かず、それはクライアントにとってもマイナスイメージになってしまいます。
クリエイター経験のあるスタッフだからこそ、ファンに1番喜んでもらえる企画を模索し、消費者、企業、インフルエンサーにとって三方良しのPRに仕上げます。
・最適なインフルエンサーの選定
フォロワー数が多ければ多いほど良いというわけではありません。
フォロワー数だけでなく直近View数も分析し、実質的な影響力を算出します。
フォロワーの中にも、コアなファンはどれだけいるのか、どんなジャンルのファンが多いのかまで把握して、PR商品・ブランドとマッチした最適なインフルエンサーの選定を行います。
こんな広告を作ってみたい、うちの商品の場合はどんなPRができるか相談に乗ってほしい、興味を持った方は是非お問い合わせください。
クライアント・インフルエンサー・ユーザー3方が満足できるマーケティングを行います。
「好かれる」PRお任せください。