企業がYouTubeで集客するメリットとは?【実際の成功事例や注意点も紹介】
2023.11.15
もくじ
企業がYouTubeで集客するメリットとは?
Youtubeでの集客は、新規顧客の獲得や自社のブランディングなど、企業にとって効果的な役割を果たしてくれます。
しかし適切な運用方法を知らなければ、コスト以上の見返りを得られないまま、施策が行き詰まってしまうというケースも珍しくありません。
当記事では企業がYoutubeで集客するメリットや注意点を紹介していきます。
実際に京都・大阪で成功した企業のYoutubeチャンネルの事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
企業がYoutubeで集客する5つのメリット
Youtubeで企業が集客するメリットには次のようなものがあります。
・新しい顧客を獲得できる
・企業や商品・サービスの理解を深めてもらえる
・視聴者をファンとして育成することができる
・数値を基に効率的な分析や改善ができる
・投稿した動画が会社の資産になる
それぞれ解説していきます。
①新しい顧客を獲得できる
Youtubeの視聴者数は、若年層だけでなく幅広い世代にわたって年々増加しています。
最近では商品の特徴や口コミを調べる時に、Google検索からYoutubeに訪れるユーザーも増えており、より新しい顧客を獲得しやすい状況です。
②企業や商品・サービスの理解を深めてもらえる
Youtubeは動画コンテンツなので、文章や画像だけの情報に比べると、分かりやすさが桁違いです。
例えばギターの情報を知りたいユーザーは、文章や画像だけでは外観しか判断のしようがありません。しかしYoutubeであれば、ユーザーが1番知りたい情報である、音質や実際の操作感を目と耳で確かめることができます。
「TC楽器」では、実際にビンテージのギターを店員が演奏することで、音色の驚きや興奮を楽しく伝えてくれています。また店員さん同士のやり取りも軽妙で、広告感を感じることなく楽しく観ることができます。企業や商品への興味が一気に高まることでしょう。
③視聴者をファンとして育成することができる
Youtubeにはチャンネル登録機能があるため、ユーザーが定期的に動画を視聴してくれる仕組みが整っています。また誰でもコメントに書き込みができるので企業側もコミュニケーションが取りやすく、高評価や低評価などで反応を確かめることも可能です。
繰り返し動画を視聴してもらうことで、商品やサービスだけでなく、企業のファンになってもらえるかもしれません。
④数値を基に効率的な分析や改善が可能
オフラインの広告とは異なり、Youtubeでは細かな数値分析が可能です。
・何回おすすめに表示されたか
・ユーザーの何%がクリックし、先週や先月よりどのくらい増加したか
・1番離脱された時間帯は何分何秒か など
視聴者の年代や性別も確認できるため、企業側が発信したいユーザー層に的確に届けられているかも容易に確かめることができます。
⑤投稿した動画が会社の資産になる
TVCMなどと異なり、投稿した動画はYoutubeに残り続けていきます。また動画投稿から数ヶ月経ったタイミングで、急激に視聴回数が増えるケースもあります。
そのため動画を投稿すればするほど、ユーザーから多くの動画を視聴してもらえるチャンスが生まれやすいのも魅力です。
通常広告を出すにはもちろん「広告費」が必要になりますが、「自社のYouTubeチャンネル」を持っていると、いつでも広告費をかけずに宣伝ができる状態が整っているということになります。
開設してすぐにファンの集まるメディアになるわけではありませんが、動画投稿を継続できれば、中長期的に資産となるのが大きなメリットとなります。
Youtubeにて集客した成功事例を紹介【京都・大阪】
実際に成功している企業のYouTubeチャンネルの事例を紹介していきます。
商品の購入や集客だけでなく、企業が持つコンセプトの発信などにも役立っています。
企業の業態やサービスの内容によって、チャンネルの趣旨や動画の内容も各々異なります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
「ゴミ屋敷専門パートナーズ」は大阪を拠点とする、ゴミ屋敷専門のゴミ収集業者が運営するYoutubeチャンネルです。チャンネル登録者数は21.7万人です。
ゴミ屋敷が見違えるように清掃されていく様子が動画になっており、実際の業務内容が分かりやすい流れでまとめられています。
依頼するのに不安を感じている人も、実際の業務内容を見ることができる為、「テキパキとした仕事ぶりで信頼できそう」「こんな風に自分の家も清掃してもらいたい」と感じ、安心して依頼することができます。
動画が集客に繋がり、またその依頼自体が次の動画のコンテンツになるという好循環が生まれています。実際の業務内容を動画に収めているため、アイデア出しに枯渇することなく定期的に投稿できるのが大きな強みです。
また、コメント欄でもスタッフの仕事ぶりを称賛する声が相次いでおり、企業の好感度を上げることにも成功しています。
「SHIMANO TV」は大阪府堺市に本社を置く、株式会社シマノが運営するYoutubeチャンネルです。自転車部品や釣具などの開発・製造を行っています。チャンネル登録者数は45.5万人です。
動画ではサーフフィッシングを始めたい人に、実際の一連の流れだけではなく、その楽しさや魅力を1時間にわたって紹介しています。まるでテレビ番組のようなクオリティで、再生回数は100万回を突破しました。
動画の概要欄に出演者が実際に使用していた自社製品のリンクを載せることで、商品購入へと誘導しています。また釣りの魅力を紹介する動画内容は、企業イメージの向上だけでなく、業界全体にも好影響を与える取り組みといえるでしょう。
株式会社シマノは従業員数が11,000人(連結)を超えており、大企業においてもYoutubeの施策が効果的であることを示しています。
「京都水族館」は京都市下京区に位置しており、梅小路公園の中にある水族館です。
「夜のすいぞくかん」という企画の紹介や、海の生き物たちの様子など、水族館ならではのコンテンツを配信しています。
また公式ホームページ上にYoutubeのリンクを埋め込むことで、文章や画像だけでは伝わりきらない魅力を伝えようとする工夫も施されています。
映像を見ることで、「実際に行って見てみたい」という気持ちになりますし、チャンネル全体からあたたかい雰囲気や誠実さが感じられ、実際に水族館に足を運ぶきっかけにつながるチャンネルです。
Youtubeを活用する3つの問題点
Youtubeでの企業が集客するのはとても魅力的に思えますが、一方で課題も存在します。特にアルゴリズムに対しては、常に動向を追わなければなりません。
集客の効果が出るまでに時間がかかる
アルゴリズムの理解が必須となる
企画などのアイデア出しで行き詰まりやすい
といった問題が挙げられます。
①集客の効果が出るまでに時間がかかる
Youtubeで視聴回数やチャンネル登録者を増やすには、一定の時間が必要です。数日や1~2ヶ月で効果が出るような施策ではありません。
そのため、もし数日や1週間で効果を出したいと考えているのであれば、自社でYoutubeチャンネルを開設するのは広告手法として不向きといえます。
最初の数ヶ月は成果が出なかったとしても、継続するためのモチベーションや予算が必要となります。
②アルゴリズムの理解が必須となる
Youtube上の動画は、あなたへのおすすめ・関連動画・検索結果からクリックされます。これらに上手く表示させることができないと、チャンネルを伸ばしていくことは困難です。
アルゴリズムの理解や戦略策定には非常に時間がかかり、社内の担当者が1から勉強するとなれば、大きな負担となってしまいます。ノウハウを習得していない状態で成果を出すのは難しいのが実情です。
③企画などのアイデア出しで行き詰まりやすい
Youtubeの広告効果が高いのは事実ですが、費用対効果を意識しすぎるあまりに広告感を強く出し過ぎてしまうのは厳禁です。
単に商品を紹介するだけの動画では広告感が強すぎてしまい、視聴者に敬遠されてしまいます。そのため、視聴者にとっても面白い企画を考えて、魅力あるコンテンツに仕立て上げることが求められます。
しかしながら、魅力ある企画のアイデア出しは簡単ではありません。例えば半年で成果が出ると見積もった場合、週2本の動画投稿を行うとすれば、50本ほど動画を投稿することになります。
最初の数本はアイデアが湧くものの、その後のアイデア出しに詰まってしまうというのは、自社運営のチャンネルでよく耳にする悩みです。またターゲット層に合わせた編集や構成内容で効果的なアイデアを出せないという悩みもあります。
京都・大阪でYoutube集客でお悩みの方へ
企業がYoutubeで集客するメリットはたくさんあり、実際に多くの企業の成功事例も存在します。成功した場合、自社の商品・サービスに対して、優良なユーザーやファンを継続して獲得できるマーケティングツールとして強力に機能します。
しかし、上に挙げたようなデメリットもある為、戦略を立てないままYoutubeの施策を行うとコストを無駄にしてしまう恐れもあります。
しっかりと効果を出す為にも戦略は必須の為、YouTubeに伸び悩んでいる、これから開設を考えているという方はぜひ弊社にお問い合わせください。
ノウハウがないから戦略を考えてほしい、視聴者も楽しめる企画を考えてほしい、など多様な相談を受け付けております。